塗装に関する見積書の内、特に外壁塗装の見積が良く分からないという方も少なくないと思います。

塗料の材料や塗る箇所、外壁下地の状態、塗る回数などによっても違ってきますし、その基準は業者によってマチマチなのが現状です。また、施工する家屋の形状や状態も違うので他の家屋と比較も出来ませんし、どうしても業者間での開きが出てきてしまいます。

さらに出てくる用語は専門用語が多く、説明を受けても分かったようで分からない。終いには「お任せします・・・」なんて言いたくなるのも分かる気がします。

それではどういった事を基準に見積書はチェックすれば良いのか?チェックするポイントを紹介します。


見積もりを出す際に建物の延べ床面積から、坪単価〇円と算出している業者を見かけますが、延床面積から算出する坪単価での計算は外壁塗装では当てはまりません。

例えば同じ間口と奥行きのの建物との建物があったとします。どちらも総2階です。

建物の延床面積からすれば、の家よりの家の方が大きいのは明らかですので、坪単価の見積もりで算出するとの家の方が高くなります。

しかし、実際の外壁面積は同一の面積になります。

しかも外壁面積が一緒なだけならまだしも、坪単価で算出すると高くなるはずのの家の方が凹凸が無く作業がしやすい為、手間も掛かりづらいのです。

本来なら塗装する外壁面積が一緒で、なおかつ作業しづらいの家の方の見積が高くなるハズなのですが、建物の延べ床面積で単純に坪単価〇円としてしまうと、安く済むはずのの建物に高い見積が算出されてしまうという現象がおきます。

 

複数の業者の見積を比較する場合、まず総塗装面積に目がいくという人は多いと思います。数字が大きい=金額も大きいのでやはり気になるところではあるでしょう。

ここで問題となるのが㎡数の違いです。複数社で塗装する㎡数が違う、といった事はしばしば起こります。

しかし、極端に数十㎡も違わない限りココはあまり気にしない方が良いでしょう。 

むしろチェックするべきは、外壁以外の塗装部分(窓枠や軒天などの木部)がどれだけ含まれているか、外壁そのものは何回塗装するのか(下塗り→上塗りなど)、塗料の種類・数量など、大きな数字よりも小さな数字です。

たとえばA社の木部塗装面積は50㎡B社80㎡と出てきた場合、A社の見積はどこまで木部の塗装が含まれているのかをきちんと明確にしてもらう必要があります。

「塗装を依頼したのだから外回りは全部塗ってくれるだろうと思っていたら本当に外壁しか塗ってくれなかった!」なんて事にならないよう、細かい部分を注意して見るようにしましょう。

たとえば同じ大きさの建物が2軒あったとします。

一方は窓がたくさんある家、もう一方は窓がほとんどない家です。普通に考えると塗装面積が多くなる窓がほとんどない家の方が見積金額が高くなるような気がします。しかし、実際には、金額はあまり変わりません。

窓の数が多ければ、養生したり細かい箇所が増えたりとそれだけ手間が掛かるためです。

極端な話し、1㎡塗るのでも10㎡塗るのでも、共に作業に1日掛かるのであれば、あまり金額差は出ないという事です。

同様に下地の劣化状態や隣地との距離(作業スペースの有無など)など、作業上の問題点が多ければ多いほど、手間が掛かり見積に反映される事となります。

もしこれらの点が明確でない場合は、「作業上の問題点はどこか?」と質問すると良いでしょう。

同じ塗料を使って塗装しても、建物の状態や立地条件により、同じ㎡単価になるとは限りませんので、ご自分の家の作業上の問題点がどの程度のものなのかをチェックすることが大切です。